合気道稽古日誌

土浦 福田 保先生

体の変更

諸手取り呼吸法

横面打ち入り身投げ

呼吸法

 

横面打ち入り身投げは固体(基本)技法と流(気)体技法を学んだ。

福田先生曰く

「基本をしっかりやっていれば、気の流れなんて簡単だよ」

 

今日は久しぶりにSさんと諸手取り呼吸法の稽古。

彼との稽古は自分の技の整理整頓をするようなものです。

何が大事で何があまり必要でないかを彼とのやり取りの中で整理整頓できます。

捨てるとか切り離す、忘れちゃうという行為とは違いますね。

ただ整理分類する感じです。

今まで打ち込んで練習してきたものは、例え間違えた方法でも大事なものです。

ピント外れの練習法などは気づいたときに、心の勘違いBOXに入れる感じですね。

二度とその方法は取らないために忘れてもいけないと思うのです。

初心を忘れないみたいなものでしょうか。

自分が白帯時代にどんな壁にぶち当たって、どう乗り越えてきたかを記憶

しておければ、今後後輩の気持ちを理解するのに役立つかなと思ってます。

まだ弐段ごときの若輩者がなまいきな言うようですが。

失敗は心にとめて考え続けることで正しい道筋をみつける事もできます。

 

「先生、俺、馬鹿だから先生に何度も同じ事注意されて、

 丁寧に教わってるのに物覚えが悪くて申し訳ありません。

 毎日合気道の事を考えて、今日はうまく行くぞ、今日こそ大丈夫だって、

 自信満々で稽古にくるんですけど、稽古終わりには心はぼろぼろで

 自信喪失で帰宅します。過去一度もうまくいったと言える稽古はありません。

 また今夜からモヤモヤ考える日々です。」

福田先生曰く

「それでいいんだよ小島さん。

 考えるのをやめたら合気道は強くなんないよ。

 考えれば考えるほど強くなんだから。

 朝から晩まで、仕事中でも、あれはこうしたほうがいいのかな?

 こうやればうまくいくだろうか?

 悶々と考えるのがいいんだよ。

 んで、また稽古で失敗して毎日考える。

 俺もまだ考えてんだよ、80過ぎても。

 どうやればもっとうまくなんだっぺなって」

私はブログのタイトルにひねもす合気道としたのはこの話からです。

考え続ける日々こそ稽古なのです。