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稽古日誌 力強く持つ稽古のこと

土浦 福田 保先生

体の変更

諸手取り呼吸法

諸手取り二教

諸手取り入り身投げ 上段

諸手取り入り身投げ 下段

 

諸手取り技は仕手の片手を両手でガッチリ握られるので、初心者には

大変難しい技です。私も白帯時代は身動きすら出来ない事が多々あった。

諸手の掴み方も様々で、大きな手でギッチギチに握り込む人、空気のように

軽く持つ人、第四教のように極めてくる人、体重をかけてくる人、

常に返し技を仕掛けてやろうと伺ってる人、いろいろです。

大抵は基本通りやれば出来ますけどね。基本、それが難しい!

それぞれ相手に丁寧に合わせていく事が大切なようです。

 

いまでも先輩に掴まれるとまず動けない。

動けたとしても大抵は先輩が掴む力を緩めてくれたり、

先輩が自身で体が崩れるいい方向に私の手を誘導してくれてたりするのです。

それらを掴まれた箇所の皮膚で感じること位は出来るので、

その優しさに私のつまらんプライドが傷ついたりもしてるのです。

そういう稽古の積み重ねで私は作られていきます。これからも。

「こう身体を寄せれば崩せる」

「この方向に腕を下げて行けばぶつからない」

「足をここにつければ腰が安定するよ」

口で教わるより正確な投げを出来た時の感覚を身体が形状記憶できるように

受けをとってくれることで丁寧に身につけさせてくれたのです。

すばらしい先輩達に感謝です。

 

『がんばり稽古』は駄目だと福田先生にも言われたのもその時期です。

『がんばり稽古』とは具体的にどんなものか?

福田先生や岩間の高段の先輩たちにお酒の席などで質問しました。

多くの先輩達が聞かせてくれたのは

「その技(一教でも入り身投げでも)の本質どころか、形すらわからないうちから

 技を返すような『がんばり稽古』をやっちゃ駄目。いくら汗をかいてもその苦労

 ほどは技が身に付かないよ」

「技の展開の途中で変な方向に捻られたりするから、焦って力技に陥ってしまう

 ことも多くなって、変なクセがついてしまうよ」

「そもそも受けがうまい人ってのは、その技はどうすれば効くか、崩れるか

 を正しく知ってる人をいうんだ。だからうまく受けられるし、技をかけた方も

 うまくみえるんだよ」

 

互いに技の本質をわかってきた者同士が、試行錯誤、向上のため

ぐっと耐えたり、返したりするの正しい稽古であって、『がんばり稽古』

とは呼ばないとのことです。

岩間スタイルは『力技』だとか『がんばり稽古』だとか誤解されてるのは

それもあるようです。なかなか区別がつきにくいのです。

親切な厳しさと意地悪で厳しい、同じ厳しいでも違います。

岩間スタイルや福田先生合気道は厳しいけど、とても親切丁寧です。

 

私も白帯さんと稽古する時は先輩がしてくれたように、相手が正しい身体の動きで

投げる感覚を掴んでくれるようにわずかに誘導しながら素直に受けをとるように

しています。

でも、おかしなやり方、相手を怪我させる危険があるような無理な技を

してきてるなと思ったらピタッと止まって動きませんけどね。

それも私が先輩にやられたことです。

特に、怪我をさせてしまう危険があるようなやり方は叱られました。

 「協力だって?それでは仕手を甘やかしてる。

 それじゃあなたの相手はうまくならないよ」

と私を非難する方もいるでしょうけどね。正直、私もわかりません。

多分、あと10年、20年先になってからですね。

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福田師範の細かな指導