稽古日誌2日分 危険な技について

8月6日 の稽古

かすみがうら合気会 下稲吉 合気会八段 福田 保先生 

体の変更

諸手取り呼吸法

座技 呼吸法

片手取り一教 表技

片手取り一教 裏技

 

大人の稽古参加者は3人でした。私とYさん(級はまだ無し)とSさん。

Sさんは東京から通ってるのですごい貪欲。

彼の稽古に取り組む姿勢は素晴らしい。

初心の驚きのように、わずかな所にも疑問を持ち取り組む事が大事だと

毎度Sさんと稽古をすると感じ入ります。

「東京から時間をかけて通ってるから何かを持って帰りたい」

とSさんは言います。

私もそうです。多かれ少なかれ、みんな何かを我慢したり、調整したり

して稽古してると思います。社会人も学生もそれは同じです。

仕事やお金の問題であったり、外出の時間を作るためには家族の協力を

とりつけたり。

習っていれば最低でもそれらに見合う成果を欲しがるのは当然です。

私も何かバランスが崩れれば今のようには稽古出来なくなります。

仕事がうまく行かないとか、家族に病人ができたとか、怪我をしたとか

いつどんなタイミングで合気道の稽古を中止しなければならないとも

限りません。やれるときに精一杯やるしかないですもんね。

 

福田先生のお話

「もーちゃん(福田先生は齋藤守弘先生をもーちゃんと呼びます)が言ってたんだ。

『たもっちゃん(福田保先生)、稽古料は高くしなくちゃ駄目だぞ。

 安いと馬鹿にすんだよな。(合気道の技術って)そんなもんなのかって。

 それに(月謝が)高いと稽古を休むのがもったいなくなんだろ?』って。

 でも俺は高くしなかったんだ。続けられる人っていうのはそんなもん関係ないし、

 続かない人はどんな理由でもつけられるんだよ。」

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8月8日 桑原塾 先生:桑原 隆6段

体の変更

諸手取り呼吸法

片手取り肘固め(六教)

横面打ち肘固め

突き肘固め

組太刀1

組太刀1変化 体術

組杖2

31の杖 型&組杖

13の杖 型 

 

肘固め(六教)は普段あまりやらない稽古です。

福田先生も稽古には滅多に採用しない技ですね。

黒帯が多いかすみがうら合気会では練習する事もありますけど、

年に2〜3回くらいです。

肘固め(六教)は肘を狙う逆関節の技です。

合気道の関節技というと逆技と思ってる人も多いと思いますが、

合気道には案外少ないです。力まず捻らず、関節の曲がる方に

極めていって崩すというのが殆どですから。

入門したばかりの新人さんはどの技も痛いですけど、有段者になるともう

痛いだけの技では倒せません。

肘固めのような逆技は白帯くんが加減をしらないでやると怪我したり、

怪我させたりの危険がある技です。

プロレスでは一般的な決め技ですけど。藤原喜明氏の関節技は惚れます。

プロレスは素晴らしいです。多く、学ぶべき所があります。

あれだけ激しい試合をして怪我をしないし、させない。

対戦者に再起不能の大怪我させるなどという事は基本恥としてると

思います。(時と場合によってですか。血だるま、腕を折るもありますからね)

合気道を競技化しないというのはいろいろ理由がありますが、

こういう危険な技、荒技を残すために大事な事なのでしょう。

試合をすると危険が伴う技はルール上外されていき、試合でつかえない

技法は訓練しなくなるでしょうね。

植芝開祖 銃剣取り肘固め

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