稽古日誌 満月の夜
9月19日 桑原塾 下稲吉
合気会六段 桑原 隆 先生
体の変更 基本&気の流れ
諸手取り呼吸法
後両手取り一教 基本&気の流れ
後両手取り十時投げ 基本&気の流れ
後両手取り小手返し
組太刀 5
組太刀 1
組杖 10
三十一の杖 型&組杖
十三の杖 型&合わせ
終末動作(座技 呼吸法)
桑原塾では基本を大切にしています。固い稽古というものです。
有段者のみの稽古なのでたまに気の流れ技もやりますが、型稽古が中心です。
福田先生ほどになれば型もなにもないわけですが。
私のように強者に掴まれると気持ちも体もグラグラするような者はとことん
型稽古して揺るがない体躯、自信をつけるしかないのです。
桑原さん曰く
「強い人に掴まれて、『困ったな。出来ないよ。こうかな、ああかな、』と
悩んでるってことはもう心が負けてるんですよ。
自分の良い形ができていて、それを平常心でできるなら技はかかるよ。
その良い形っていうのがあまりに間違ってたら駄目なんだけど。
小島さんは普段はそんなに(形が)悪くないんだから気持ちの問題かな。
平常心でいろって簡単にいうけどそれが一番難しいんですけどね。
でも、自分はできると信じることは大事だよね。」
福田先生が「相手に合わせるんだよ」というのは苦心して技をコネくりまわす事
とは違うわけです。でも出来ないと焦るあまり基本を忘れてしまい、捻ったり
よじったりしてしまう。中心力も失ってしまうのです。
謙遜さを持つことは美徳ですが、武道の稽古中(技の最中)には邪魔かもしれません。
福田先生や桑原さんの教え子である自分をもっと信じてのびのび稽古すべきだな
と稽古帰り満月を見て思うのです。