稽古始め
とはいってもいつもと同じです。
大先生の練習上の心得の中に
五、日々の練習に際しては、先ず体の変化より始め、逐次強度を高め、
体に無理を生ぜしめざるを要す。然る時は如何なる老人といえども
身体に故障を生ずる事なく、愉快に練習を続け鍛錬の目的を達する
事を得べし。
とあるように体の変更から諸手取り呼吸投げ、片手取り一教の表と裏
座り技の呼吸法です。
新年始めの稽古は基本中の基本を初心に帰り、丁寧に丁寧に
もう一度習い直すような気持ちで各自取り組みます。
そしてみんな改めて基本の難しさを痛感、自分達の技の未熟さを知るのでした。
杉渕さんが帰り際に先生にお願いごとを。
「福田先生、明日の土浦(土浦つくば合気会)での稽古始めも
一教の表技、裏技でお願いします。」
先生は満面の笑みで頷いていらっしゃいました。