腰投げ

2月7日

かすみがうら合気会 福田 保 師範

大人10人 子供6人

体の変更

諸手取り呼吸法

正面打ち入り身投げ

座り技呼吸法

後両手取り腰投げ

両手取り腰投げ

久しぶりに曙合気道クラブから川尻さんと橋本さんが出稽古に来てくれました。

来週の金曜日に川尻さんは自身の道場にて初段への昇段審査を受けるので、

それにあたって今夜は一番不安だと思う技の指導を先生にお願いしたらしたら

どうでしょうということで「腰投げ」を稽古する事に。

稽古相手の竹内さんを全く乗せる事もできなかった川尻さんですが、

福田先生が丁寧に細かく修正、指導しているうちにみるみる変化していきます。

その光景はいつ見ても驚きです。

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このタイプの後両手取り腰投げは相手の手首を掴む事をしないので、

呼吸法による丁寧な合わせ作業、崩しが命です。

余計な力がかかると衝突がおこり、無理が生じて相手の手は離れてしまい

導く事ができず崩す事はできません。

腰を合わせる以前の呼吸法による崩しが重要なのです。

相手の身体は中心線から外れるようにして崩す、自分は中心をしっかり守る。

腰を屈めて相手を乗せて投げる事にだけ夢中になってると、自分の身体も心も

どんどん崩れてしまいます。

崩れてバランスが悪くなってる“仕手”の腰に“受け”だって乗りたくありませんものね。

川尻さんは腰投げの仕組みは大体はわかってるんですけど、崩しの重要性に

気付いていなかった。

だから先生がポイントをわずかに修正すると竹内さんがぐにゃっと崩れ

川尻さんはヒョイっと乗せることができるのです。

「うわ、すごく軽いです」

と大柄な竹内さんを腰に乗せることに成功した川尻さん本人も驚くほどです。

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来週の初段の審査に向けて川尻さんもそれに協力する彼の道場の仲間達も数ヶ月

にわたってまじめに一所懸命に稽古してきたと思います。

しかし一晩の福田先生の指導はその数ヶ月をはるかに凌ぐ効果があったはずです。

良き指導者に出会う事はすごくすごく大事なことなのです。

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