合わせと崩し

 

かすみがうら合気会 下稲吉

3月7日(土)

体の変更

諸手取り呼吸法

片手取り回転投げ(外回り)

座り技呼吸法

 

3月10日(火)

体の変更

諸手取り呼吸法

正面打ち入身投げ

片手取り呼吸投げ 4種

座り技呼吸法

 

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土曜日に稽古した“片手取り回転投げ”がダメダメだったので、関連した稽古を先生にお願いしました。とは言っても、合気道の技は全部呼吸法が入っているわけですので全て同じと言えばそうなんですけどね。

土曜日は竹内さんと杉渕さんにお手合わせ願いまして、今日は佐藤さんでした。みんな私なんかと比べてベテランの大先輩達です。

片手取りの稽古一つとってもかすみがうら合気会は有段者が多いので握り方からまず違います。呼吸力もあり、相手の身体全体を制するように片手を握ってくるのです。それを崩して投げるというのですから難しいのなんの!すごく勉強になる稽古なのです。

先生の指導はいつも同じです。

「力を抜いて。小島さんは肩に力が入ってるよ。投げよう投げなくちゃとばかり思ってるんだ。 指を開いて、力を抜いて、指を開いてもビャッと力を入れたんじゃダメなの。力は抜いて、気持ちは入ってるようにする。上半身はリラックスして下半身は安定させる。握られた所は意識しちゃダメなんだ。握られた部分を動かさないで、無理なく動くところを動かして崩すんだよ。まず崩さないと強い人は投げられませんよ。合わせるんですよ。」

何度聞いたことだろう。仰る意味はわかってるつもりだけど本当はわかっていないから出来ないのだ。理解しかけてきた「合わせ」という言葉もどの部分の技術をそう呼ぶべきなのかもわからなくなってきてしまいます。自分か思っていた「合わせ」に対する認識が正しいのか誤っていたのか混乱してきます。

今日の稽古でも「これだ!」というものは見つかりませんでした。

帰り支度の時に先生が

「俺が簡単にやるから(崩すから)だまされたみたいになっちゃってるだよな。(笑)手品じゃないんだけどな。種明かしっていうか、結構丁寧に説明してるんだけどな(笑)俺はなんだかんだで67年間合気道やってんだかんな。そう簡単にはわかんないだろ?」

私は60年じゃ足りないかもしれませんね。