技は厳しく、投げは優しく
7月13日 土浦つくば合気会 pm7:00
福田 保 先生 稽古者数16人
体の変更
諸手取り呼吸投げ
諸手取り一教 表技
稽古前の自主練習で齋藤さんといろいろ意見交換をしました。
先週稽古した入身投げについてです。
入身投げの崩しのためにするべきことについて意見を出し合い細かく調整をしました。
「福田先生のように」やるにはどうすればいいかを考えての稽古です。
私と齋藤さんは
「結局は倒せればいいんじゃないの〜」
という稽古はしません。まだまだ至らなくて無理な技の稽古をしてる時もありますが、心では常時福田先生を目指しています。
倒すに至るプロセスが福田先生の技の理合に近づけているかどうかを常に考えます。
とりあえず倒したら「合格」という稽古では勝ち負けを競う試合と同じになってしまいます。
齋藤さんは最近膝を痛めて、今日は屈伸も辛そうで激しい稽古はできませんが、福田先生の技を追求する稽古ではそれはあまり影響ないようです。
それは先生の技はとても「厳しいけれども優しい」からです。
福田先生曰く
「技は厳しく、投げは優しくってな。
相手を十分に崩したとこで技は終わってるんです。そうでなくちゃダメなんですよ。
相手を完全に崩していないのに投げようとすると無理が出る。無理を力でなんとかしようとするから自分の体も辛いし、相手も辛い。だからぶつかって怪我をするんですよ。
完全に崩せば力はいらないんです。バランスを崩された相手は転がりたい方に自然に転んでくれる。お互いに無理がない。だから投げは優しくていいんです。
崩すまでの技は厳しくやって、あとは優しく倒してやればいいんです。それを最後まで床にドーンと叩きつけるようにやるのはイジワルだよ(^ ^)
大先生は相手を怪我させるような技をやると怒ったんだよ。
技は厳しく、投げは優しくなんです。」