空手の演武

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土浦のキララ祭りで、合気道仲間「呼吸投げの男」さんのご子息が通う空手道場の、演武があるということで観に行きました。*\(^o^)/*
息子さんは長年水泳をやっていたおかげでしょうね、空手を始めてまだ半年ほどとは思えぬほど安定感があって美しいのです。
体幹がしっかりして、自分の身体をコントロールできてるんですね。
軸足への体重の乗せ方、重心の移動、蹴りの瞬間のバネもドッシリしていて危なげないです。素人の私でもわかります。オレンジ帯とは思えない演武でした。
試割りも失敗する先輩達が多い中、彼はキメてみせます。ここ一番の集中力、勝負度胸があるんですね。「呼吸投げの男」さんの息子さんなんで、ひいき目もいくらかはありますが、一番よかったんじゃないかなと思ってますよ。
空手はほとんど無知識の私ですが、ブルース・リーを長年見てきたのでね「良いもの」はなんとなくわかりますよ。
 
私の息子がダンスをやっているので、ダンスのショーは度々見る機会があります。
ちなみに私はぜんぜん踊れません。
ステージに20人以上登場するようなヒップホップやブレイクダンスのショーで、みんな同じ振り付けをしていても、飛び出して見えるというか、光る人っているんです。残念ながらうちの息子でないです。
私が大事な息子そっちのけで「カッコイイな〜」とダンサーに目を奪われてしまうことがあります。大概の理由はその演者の安定感かな。体幹がしっかりして身体のブレの無いところに魅力を感じます。
安定って、目立つこととは逆のようですが、基礎がしっかりした安定感のあるダンサーは、技に余裕があって演技がでっかく見える。
軸のぶれる人はリズムに急き立てられるように見えますが、軸のしっかりした人は音楽の波を優雅に泳いでいるように見えます。
光り輝いて見えるのはそういうところだと思います。
トリッキーな技が飛び出すと驚きもしますが、私は地味でも基礎のしっかりしてるダンサーのちょっとした腰のくねり、足技、肩の動きなどの方が美しいと感じます。
そんな安定性のあるダンサーから飛び出した大技には本当に感嘆の声が出ます。
見るとこの違いとか、好みはあるんでしょうけどね。
いつも当たり前の結論になりますが、基本がなにより大事なのはスポーツもダンスも武道も一緒ですね。

 

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