第36回茨城県合気道連盟 合気道演武大会
今年は19の団体の出場でした。
01.【師範演武】飯島 悦男 七段(水戸合気会/水戸市合気道スポーツ少年団)
03.【師範演武】綿引 好文 七段(岩間合気道スポーツ少年団)
04.取手合気会
05.曙合気道クラブ
08.【師範演武】大和田 幸正 六段(石岡道場)
09.水戸合気会
12.合氣道つくば修練会
13.一心館道場合気道部
14.【師範演武】鈴木 雄大 六段(つくば合気道会)
15.石岡道場
17.江戸崎合気会
18.合氣道渡良瀬道場
19.【師範演武】村山 和雄 六段(曙合気道クラブ)
20.守谷合気道クラブ
22.【師範演武】新島 衛 六段(江戸崎合気会)
23.土浦つくば合気会
24.涸沼合気道クラブ
25.【師範演武】小倉 義典 六段(合氣道渡良瀬道場)
26.つくば合気道会
27.【師範演武】根本 博喜 七段(合氣道つくば修練会)
各道場の六段位以上の師範が個人演武を披露します。
幸いにも個人演武の時間ももらえました。
あと桑原 隆 合気会六段の師範演武の武器技の受けを担当させてもらえました。
「演武は出ません、観客の前でやるなんて苦手で・・」
と敬遠して参加したがらない人もいますが、客観的に自分の能力を知るチャンスであります。
他道場の人との交流もあり、意見を交換しあったりもできます。
他道場の同志が私たちの出番も動画を撮影してくれていたので、それをYouTubeなどを通して見せてもらって、
「なるほど、自分ではうまくやったつもりでいたけど、まだまだ修練が足りないねぇ〜」
と自分の至らぬところを反省し、また来年の演武大会に向けて稽古に励めるというもんです。
年に一度の茨城県全体の演武大会。そこで日頃の稽古の成果を存分に発揮し、みんなに見てもらいたいくらいの欲求と刺激はあっていいと思います。
斉藤守弘 合気会九段 1975.10 Traditional AIKIDO Vol.5 より
「合気道は試合がない代わりに、日頃の修練を見てもらう演武会がある。
一昔前までは技が盗まれるということで、一般公開されない演武であったが、現在は違う。
合気道を普及させる上でも大切な機会となっている。」
福田先生 合気会八段
「いくら演武では華麗なことをやろうと思って、うまく見せようと練習してきても、普段その人がどれだけ真面目に基本をやっているのかはわかっちゃうよ。
合気道はそのまんま性格が出ますよ。
ちゃらんぽらんでいい加減な性格の人の合気道は、なんだか合わせも極めもちゃらんぽらんだし、怒りっぽくて年中イライラしてるような人の合気道は、なんだかギスギスしてて受ける方も気分悪くなったりするよ。
真面目に丁寧にコツコツやる人の合気道は普段の稽古に取り組む真面目さが技に滲み出るから、いい合気道になるよ。
たとえ演武は派手じゃなくてみんなには受けなくてもな。
それでいいんですよ。」
斉藤守弘 合気会九段 1975.10 Traditional AIKIDO Vol.5 より
「(演武を)一般公開させなかった開祖のお気持ちの中には、単に技が盗まれるという懸念よりも、奥深い意味をもった合気道の技が、大衆化と共に曲解されて伝得られはしないか、という危惧の念が非常に強かったと思う。
この事は、一般公開された今日、忘れてはいけない大事な点であろう。
指導者は、自分の指導した弟子の演武には充分注意し、今後の指導に役立たせる配慮が必要である。
また、これから稽古を始める人もこの事を忘れず、演武の場に出られるよう稽古に励んでいただきたいのである。