門人さんには、いろいろなスタイルがあります

斉藤 守弘 (齋藤 守弘) 合気道9段(合気会

インタビュー集「植芝盛平合気道―開祖を語る19人の弟子たち」より

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門人さんには、いろいろなスタイルがあります。

稽古着かついで道場へ行くと格好いいという人、

稽古はどうでもよくて、できなくても受身とってくれるとスカッとさわやかで楽しくてしょうがないという人、

それから段はいらないからとにかく強くなりたいっていう人、

逆に、段もらえばいい、段をもらうとピタリッと来なくなる人がいます。

 

一番いいのは欲のない人。

欲のない人が一番です。

そういう人には奉仕の精神もある。

礼儀も正しい。

礼儀正しい人は用心深い、用心深くすると礼儀が正しくなる。

だから武道家っていうのは礼儀が正しかったんでしょうね。

 

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斉藤守弘先生は植芝盛平開祖から直々の体術と武器術を23年も受けることのできた唯一の人物です。

(ちなみに我らが福田先生は3年遅れで職場の先輩だった斉藤守弘先生に誘われて岩間に入門したので20年。)

斉藤守弘先生は、私にとって「すごい!本物だ!」と雷に打たれたように、書籍類や映像を夢中になって集めた初めての合気道家です。

私が斉藤先生を知ったときは、すでにお亡くなりになってましたので、習うどころか会うことも叶いませんでしたが、今も変わらず心の師で大切な人です。

 

合気道を初めて、斉藤先生を勉強しながらの迷える2年、やめようかなぁと逡巡してるそんな頃、福田先生に出会いました。

福田先生は私の求める全てを持っていました。

敬愛する斉藤先生、伝説の植芝盛平開祖が確かに福田先生の中にいたのです。

この人に一生ついていこう、そうすれば行く道を間違うことはない。

確信しました。

 

斉藤先生の技は私などが説明するまでもなく、強者ぞろいの海外でも高く評価されている素晴らしいものです。(残念ながら日本でより海外での評価の方が高い。私は書籍等も輸入で手に入れました)

そして残した言葉も飾り気がなく本当に素晴らしいものばかりであります。

 

 

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