ティム・バートンの世界

ティム・バートン展がついに日本上陸!

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六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている

「ティムバートンの世界」に行ってきました。

 

ティム・バートンの映画を初めて見たのは中学生でした。

最初に見たのはレンタルビデオで借りた「ビートルジュース」。

私はゾンビ映画やホラーが好きだったのでそのたぐいだと思って

借りたんですけど、なんだこの変な映画!?。とにかくなにか狂ってる。

「でも、理由はわかんないけど泣けるほど好きな感じ・・」

ビートルジュースはダビングして何度もビデオで見ました。

そのあと「バットマン」を観て確信しました。

確実にこの監督は異質だ。すごい狂気を秘めた人なんだ。

それでいてユーモアもあるし、大衆受けする方法もわかってる。

バランスのとれたオタク。すかっり虜になりました。

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高校生の時、午後から学校をさぼって土浦市のモール505の映画館へ

シザーハンズを観に行きました。「ホームアローン」との同時上映

でしたね。「シザーハンズ」単品では興行的に難しいと思ったんでしょうね。

今では完全に映画としての評価は逆転してますけど。

その当時は土浦市にはいくつも映画館がありました。今は一つ残るのみで、

イオンなどのシネコンになってしまいました。

その「シアター505」も閉館してだいぶ経ちます。

中学生の私は便所臭い映画館でヤクザ映画を観たりするのもあれはあれで

好きでしたけどね。ガラの悪そうな人カップ酒飲んだりがタバコふかしたりしてて。

今はイラッとくるとは思いますけど、子供時代の私は大人が集ういかがわしい所

に来てるってのがなんとなく冒険って感じで成長してるように感じられて

誇らしかった。本当に精神的に成長する映画も観ることもありましたし。

「シアター505」はショッピングモール内のテナントにあったので

とても小さい映画館でスクリーンもちょっと大きなテレビくらいだったけど

シザーハンズ」は可愛らしく切ない映画でとても感動しました。

誰かにすぐに話しがしたかった。平日の昼間なので観客は私一人でした。

 

バットマン・リターンズ」はティム・バートンの作品では多くのファンが

そうであるように私にとっても1番好きで、大事な作品です。

最近のリアルでクールな「バットマン」も悪くないですが、ティム・バートン

にと比べると、魅力に欠けますね。

ティム・バートン展は彼が日常的に描いてきたスケッチやデッサン、写真、オブジェ

などなど、500展ほどの展示とか。紙ナプキンに書かれたイラストまで展示して

あるのはびっくり。すごい量の展示数でティム・バートンの頭の中を堪能できます。

若い頃からどんなスケッチもとってあるみたい。オタクはどんなものも大事に

するんですよね。

みうらじゅん氏も中学生の頃からのコレクションや自身のイラストや日記などを

とってあるそうですが同じです。エロスクラップもいつか価値がつくんですね。

ティム・バートン展」とっても楽しみました。

おみやげに「The ART of TIM BURTON」9,400円買っちゃいました。

読み応え十分何年も楽しめそうな充実の中身です。

圧倒的に素晴らしいのは彼が鬱屈して不幸な時代の作品。

不幸なときのパワーはものすごい。最近は家族もできて幸せになったので

映画も以前ほどは狂ったものがなくなってきたのは寂しいです。

バートンよもうそろそろ不幸になってくんないかな?

ホントに勝手な話ですけど、ファンのはみんな思ってるんじゃ?

私はヒドイけど思っちゃいます。最近は新作がを出せば傑作というわけ

ではないですから。それでも並の映画ではないですけどね。

アーティストは画家でも、歌手でも映画監督でも

不幸な時代の方がすごいもの生み出すものです。

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昼食にエッグセレントにて

エッグベネディクト」とティムバートン展のとコラボの

「スパイダーウェブパンケーキ」を食べました。

田舎者のおっさんの私は普段は絶対入らないオシャレなお店でした。

ま、たまにはいいかな。

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最後にテレビ朝日にも行きました。

徹子の部屋にて。

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