映画の日

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映画の日なので、今日はハシゴで観ちゃいます。

公開初日の「進撃の巨人・前編」をIMAX2Dの4日間の限定公開版で観ました。
大袈裟ではなくかつて見たことない世界を体験できます。

最近の日本のテレビ映画とは一線を画す超弩級の怪獣映画。

「『パシフィックリム』のような映画は先に日本で作れたはず!何モタモタやってんだ」と思ってましたが樋口真嗣監督がついにやってくれました。日本の怪獣特撮映画史を更新しました。この残酷描写はテレビ放送は無理でしょうし、大スクリーン&爆音で観るべきもの。

よく映倫のPG12でクリアしたなと感心します。血みどろのグッチャグチャのハラワタ飛び散りアクション。原作と違う映画オリジナルの設定もいい感じです。

私の心の師匠、町山智浩兄貴が脚本なので興奮させてくれるのは間違いないとはわかってました。この台詞も町山さんっぽいな〜とか、この設定はあの映画のあれかな〜とか今まで落語のような町山さんの映画評論を暗記できるくらい毎日iPodで聞いてきた私には、散りばめられた町山テイストに終始ニヤニヤしっぱなしです。

一緒に行った子供達も「進撃の巨人」の原作ファンですが、映画も大満足だそうです。

後編が待ち遠しいです。

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「インサイドヘッド」も観ました。
とっても深くていい映画だったな〜。小さい子供には難しいかな?

大人が観て沁みる映画だったです。幾つかのシーンで泣きました。

声が出るほど笑わせるシーンもたくさんあって、泣いたり笑ったりとっても楽しかった。
なぜ「悲しみ」という感情が必要なのか。

「悲しみ」や「痛み」をわからない人って根本的に人の気持ちがわかんないんですよね。

愛する人を失う悲しみとか、いじめられる辛さとか、差別される苦しみだとか、「悲しい」という感情がなければ理解できないんですね。
幸せいっぱいで笑う子供は素敵なんだけど、いずれ社会に出て行かなければならない。理不尽な問題にもぶちあたる。明るく、ポジティブに!っていう助言だけじゃどうにもこうにも人生は乗り越えられられないんです。前に進むには「悲しみ」を閉じ込めず、受け入れて乗り越えていかなければならない。
テーマは重いけど映画はすごくカラフルで楽しいです。哲学的だけど説教臭くなく、楽しいアイディアをぶち込んでとにかく観客が楽しめる表現をするピクサー恐るべしです。これは大傑作です。
あと、海援隊の「贈る言葉」を思い出しました。
「人は悲しみが多いほど〜人には優しくできるのだから〜」

ってフレーズ。武田 鉄矢氏もすごいです。

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