稽古日誌 - 武器取りの稽古
2018.11.5
体術
体の変更
諸手取り呼吸法
武器技
短刀取り
太刀取り
杖取り
座り技 呼吸法
2018.11.7
体術
体の変更
諸手取り呼吸法
短刀取り
太刀取り
杖取り
座り技 呼吸法
4日連続で武器取りの稽古をしました。
武産浦帆道場の前身の土浦つくば合気会時代には、白帯の稽古生たちは武器の稽古をほとんどしてこなかったのですが、武産浦帆道場発足から半年ほど毎時間に剣杖の素振り稽古をしてきましたので、準備が整ってきたと思ったので先生に伺ってみたら
「そろそろ(武器取りを)やってみてもいいんじゃねえか。教えてやるよ。」
と福田先生の許しがでました。
許しがでたというのは大げさな言い方で、福田先生はいつだって、弟子が教えて欲しいと頼めば武器取りから高度な体術まで惜しみなく教えてくれるのですが、でも本当には
「素振りもろくにできないもんに、武器取りなんちゃ教えられねえだけどな。」
と言ってます。というのは
「剣の素振りを一所懸命やってる人の剣などをそう簡単に取れるもんじゃないですよ。
バカにしちゃダメです。
武器取りの演武なんかを気軽にやってみせるから「ふざけるんじゃねえよ」「できるわけねえだろ」って他から(他武道から)合気道はバカにされるところがあるんですよ。
剣というものを勉強して理解したいと思って、ちゃんと素振りをして練習してる人には(武器取りを)教えても理解が違いますよ。
そんな基本的なことをせずに、武器取りだの組太刀だのをすぐにやりたがる人がいると参っちゃうんだよ」
と福田先生は説明してくれてます。
「剣とか杖が、自分の腕と同じになるようにならなくちゃいけない。
剣も杖も手の延長なんですよ。
力任せに剣をブンブン振ってるようじゃダメだな。
毎日100回、1000回振ってると自慢することよりも
“どう振ってるのか” の方が大事なんですよ。
スタミナの稽古をするんなら、別のことをした方がいいです。
毎日欠かさず、正しい形を意識しながら、考えて、腰を使った素振りをするんです。
たくさん振ると嫌になつちゃうから、少ない数でも毎日する方がいいんです。
100回乱暴に降るより、丁寧に考えながら20本くらい振る方が効果ありますよ。
そうやって、剣が手の延長になったくらいに思えるようになるまで稽古するんです」
私はその話を福田先生から伺ってからは1日も欠かさず剣を振ってます。
自分の方法が福田先生のいう正しい方法かどうかは未熟な自分にはまだわからないですが、普段の体術の稽古の時、剣や杖の使い方を意識しながらだと、身体のコントロールがスムーズにできるようになってきてるので、大きくは間違えてはないと思っています。
今回、武器取りを始めて稽古する方々もいるんですが、皆なかなかいい感じです。
半年、素振りや剣の合わせの稽古を地道にやってきたからです。
やはり基本の稽古は大事です。
今後も、時折武器技の稽古を入れていきたいと思います。