演武大会準備

明日は茨城県合気道連盟主催による第34回合気道演武大会です。

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今日はその準備のため笠間市の岩間武道館に行きました。

会場の雰囲気に馴れておいて緊張をほぐすという意味でも前日に会場の準備に参加するのはいいことです。

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明日はリラックスしていつもの稽古のようにするだけです。
福田先生
「のびのびやるんだよ。いつもやってるようにやればいいんだから。自然に体が動くんだよ。稽古はちゃんとやってきたんだから大丈夫だよ。よく見せようだとかも考えないで、相手の動きに任せて合わせれば、間違っても大丈夫。技は自然に出てくるよ」
 
福田先生の合気道を研究するのに最も役に立っているのが、私の生涯の愛読書である【弓と禅】です。それに次のような言葉があります。
 
これから段位審査をする弟子オイゲン・ヘイゲル氏達に阿波研造師範が言います
 

 

「肝心なのは、単にあなた方の技量をやって見せることではありません、むしろ射手の精神状態が、人目に付かぬほどの挙動に至るまで、ずっと高く評価されることです。
とにかく私はあなた方が見物人の居ることによって惑わされず、まったく無頓着になって、従来通り全く我々だけしかいないかのように礼法を行じられるよう、特に期待します。」
 
この自然にとか、忘れるというのがとても難しいんです。
弓道であれば的を射ることだとか、合気道でも技が極まるかとかに心が囚われてしまうからです。

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功名心的なものは捨て、いつもの道場での素直な心での稽古のように私とパートナーと先生しかいないと思えるように集中です。
人前で演武するときに、たまにですがそんなスイッチが入ったときはスーッと肩の力が抜けて、意識しなくても体が動いてることがあります。段取りを間違ったのに勝手に対処できてたな〜とあとから自分に感心することがあります。
そんな風に明日できればいいな〜。

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準備の帰りに合気神社によって「怪我のないように」と祈願して帰宅しました。

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土浦花火競技大会

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土浦つくば合気会では演武大会のための練習を始めていますが、かすみがうら合気会では演武の練習を今週からボチボチはじめてみようかという感じでしたが・・・

実際は、まだ何もやっていません。参加者もまだ確定していないのだから呑気です。

あと、稽古日は3日しかありませんのでなんとか参加者やパートナーくらいは決めていかないと(⌒-⌒; )

かすみがうら合気会ではいつものことですけどね。福田先生の

「演武はいつもやってることをやればいい。いつもやってることしかできない」

という言葉通り、特別に稽古したり用意することはやらないようにしています。

私は先輩の桑原6段の受けをしますが、本番までなにをやるのかハッキリはわからない状態です。その場の空気、技に合わせるしかないです。

 

「土浦花火競技大会」

 

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土曜日に第84回土浦花火競技大会を見てきました。

毎年花火の日は合気道の稽古はお休みになるので、家族で桜川の土手で鑑賞です。

早めに行ったので、開始まで二時間ほどは暇を潰さなくてはなりません。

帰りは車の運転をせねばならないので、ノンアルコールでしのぎます。

周りは宴会状態でお祭り気分なのにツライ。

奥さんはスマホ。長男はテスト勉強してます。(家ではあまりやらないくせに)

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作品の全体像を捉えるためには桟敷席を買うのがベストだと思いますが、打ち上げ場所のかなり近くで見るので視界一杯の花火の規模、音の大きさには満足しています。

スターマインの部の優勝、内閣総理大臣賞は茨城県水戸市の野村花火工業。

土浦全国花火競技大会、大曲全国花火競技大会、などで毎年安定した強さを誇ります。

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【スターマインの部】

優 勝  野村花火工業

準優勝  菊屋小幡花火店

特 等  紅屋青木煙火店

1  等  和火屋

特別賞  野村花火工業

【10号玉の部】

優 勝  小松煙火工業

準優勝  菊屋小幡花火店

特 等  山崎煙火製造所

1  等  野村花火工業

特別賞  小松煙火工業

【創造花火の部】

優 勝  北日本花火興業

準優勝  和火屋

特 等  神戸煙火工業

1  等  紀州煙火

特別賞  田畑煙火

内閣総理大臣賞 野村花火工業

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後日、競技会の審査結果を知った私の奥さんが

「今年も野村花火工業?これって出来レース?」

と疑うほどの横綱相撲っぷりです。(⌒-⌒; )

私は素人なので【10号玉の部】などでは群馬の「菊屋小幡花火店」さんが良かったかな〜と思っておりました。

周りの見物客からも歓声がかなり上がったし広がりのある花火は見た目も楽しめたので。

でも、評価というものは多重芯であったり、芯がはっきりしたもの、消え方などいろいろと審査項目があり素人と玄人の見方は違うようです。

合気道などの武道などの演武でも素人受けするものは派手だったり、玄人筋に評価が高いものは地味でつまらなく見えたりしますからね。

でも「菊屋小幡花火店」さんは準優勝になってるので、総合的に評価されてるとうことですね。

「めざす、土浦全国花火競技大会」さんのブログが情報量、臨場感ともに素晴らしいのでオススメです。

 

ameblo.jp

 

 

演武の練習 仕上げに向けて

先週の水曜日はお客様がいらしてるとの事で先生がお休みでした。
やっぱり道場は福田先生がいらっしゃらないとダメです。
まだまだ自分たちが未熟者であると痛感しました。
「福田先生だったたらこうするのではないか」という気持ちで技の練習をしているんですけど、不安でたまらなかったです。
 
今日は福田先生に齋藤さんとの演武の練習を一通り見てもらいました。
最初は演武は体術のみいこうと始めたのですが、短刀を取り入れて稽古に緊張感を持たせる事にして良かったです。
「武器を持ったときもそうでないときも同じように動くこと」
と過去何度も指導をうけてはきましたが、やはり普段の得物を持たない体術のみの稽古では甘い捌きをしていたんだなと反省しました。

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福田先生のは相手が得物を持ってるからといって意識した変わった動きはしてないです。というか、さらに削ぎ落とされシンプルな捌きになったように見えます。
「剣術のも杖術も体術も全部一緒」という真理は話を聞くだけでは半分も理解しようもありません。技を見て、受けて「ああ、一緒なんだ」と実感できますね。
 
私たちの技の不出来を修正してる間にも、「こういうのもある」といって福田先生からは次々と別の技が溢れ出てきます。
まさに武が産まれる。武産合気道なのであります。
 
いつも演武の練習ではいつもより高レベルの技を取り入れてみていろいろと試す稽古するので、有意義な稽古ができます。
技の仕組みと注意点は昨夜しっかり教わりました。あとはもっと精度を上げていかなくては。
演武のときは緊張感などで間合やスピードも変わるのものです。もしかしたら“突き”と約束してたものが“横面打ち”になっちゃうかもしれないんで、それでも慌てずに技が産まれてくるように稽古しておかないと。
「約束しておいたとしても、本番では忘れてるくらいがいいよ」
と先生。
一期一会。二度と同じ立ち合いはないんです。そのときどきの最善の合わせをする。
それが福田先生の合気道ですから。
 

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演武大会へ向けて始動です

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10月18日に茨城県合気道連盟主催の演武大会があります。
私も所属の土浦つくば合気会から齋藤さんとペアで、かすみがうら合気会からはムサビィさんとペアで個人演武で出場します。
月曜日から本格的に齋藤さんと技の内容の確認を始めました。
福田先生の教えを守って基本技をきっちりやりたいと齋藤さん。
すばらしい考えだと思います。
人目を引くことばかりを考えての演武はみっともないものです。
合気道を知らない一般客は楽しませる事ができるでしょうが、
演武に視線送る多くは合気道修行者達なのです。
今行われた技が「きちんと効いているのか」「受けが勝手に飛んでいるのか」
は本当の修行者ならわかります。

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「演武をやると技が盗まれる」

と植芝翁が言ったのを福田先生が聞いたのは、翁が合気道普及についてはまだ逡巡していたころでしょう。
技というものは門外不出だという武道家として考え方と、普及は全く逆の考え方ですからね。
でも今や合気道は、各合気道流派から大量の教則本やDVDが出回っていますからね
「技を盗まれるから演武は大先生が言うように適当にやるんだ」は見当違いの考えだと思います。
私は「いつもより高く飛んでま~す」的な派手な受け身や芝居がかった演出、
仕手が何もしていないのに受けが「うおゥ」と大きく崩れたりする演武を見るのも辟易します。
私の先輩の小松崎さんはそれを「演武」ではなく「演舞」と言いました。
演武は見世物の要素が濃いから少しは盛っているのだとしても、この人たちは普段から基本的にその方向で稽古をしているんだろうなぁと私は考えてしまいます。
果たしてそうじゃないにしても、私のような単純な人間には誤解を生んでしまいがちです。

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「泥臭くてもいい、基本をちゃんとやる演武が好きだな。
小島さんが演武するなら泥臭い基本技を見てみたいな。
基本技を演武として人に見せられるものに仕上げられたら本物ですよ。
一教とか、いつもやってる初歩の技は演武の素材としては退屈かもしんない。
でも福田先生の基本技はどれもこれも見ていて飽きないでしょ?あれが本物の技だよ。
派手さはなくても技の奥に本物が見えるから魅了されちゃうんだよ。」
以前の道場にいた小松崎先輩が演武大会が近づくと一緒にお茶を飲みながらよく話してくれました。

私も齋藤さんも意を同じくしていますので、そういう演武の組み立て方と稽古をしています。齋藤さんは座り技をセレクトしてきました。私は肩取りをチョイスです。

型の稽古ですが、毎度同じ事の繰り返しではないんです。
少しでも間合やスピードが変わったら違うものになるのです。
福田先生は「覚えて忘れる」と言います。多分、福田先生は大先生から教わったことだと思います。

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福田先生〜いつかの片手取りの稽古のときに
「毎度、同じになんてできないですよ。
 まず初心者には基本の形は教えますけど、状況はいつも違うんです。
 小島さんの掴み方もついさっきと今は違うでしょ?
 (確かに力を加える方向を変えてみてる)
 そしたら技だって少し変わりますよ。(ヒョイっとぶん投げられる(⌒-⌒; ))
 覚えたら忘れるんです。基本は基本、でも頭が固まっちゃダメなんです。
 この技は何センチ動いて、角度が何度で、そしたら上手くいくというわけには
 いかないんですよ。技は覚えたら、忘れるんです。」
 
このお話は深いです。基本はとにもかくにも大事なんですが、あまりに形に捕らえられすぎても障害になってしまうことがある。
覚えて忘れるためには、状況に対し考えなくても体が反応するようにならなくてはいけません。それには近道はなく稽古を積むしかないんです。
だから先生は84歳の今でも弛まぬ稽古をしているのです。
とにかく稽古稽古なのです。

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基本の型 

9月17日(木曜日) 下稲吉中学校 桑原塾

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体の変更 基本 気の流れ
諸手取り呼吸法
片手取り呼吸投げ
横面打ち四教 表技 裏技
横面打ち小手返し
 
合気剣 素振り7本
    合わせ
    組太刀3
合気杖 杖の素振り   
    組杖 1
    組杖 2
    三十一の杖 型 
    三十一の杖 組杖
 
毎週木曜日は福田先生門下の大先輩の桑原六段の稽古の会「桑原塾」です。
私は月、火、水、土曜に福田先生の指導を、木曜に桑原先生の指導を受けています。
桑原先生からは主に「型」を重点的に教わります。
今のところ黒帯しか参加していないので気の流れの稽古も少しすることもあります。
 
いつもいつも福田先生に《はじめの一歩》の指導をお願いするわけにもいきませんので、初心に戻った気持ちで「基本の型」を黙々と練習する桑原塾は貴重な集まりなのです。
 
 今や殆ど「無形」というような福田先生の技から、合気道の基本の型をみつけるのは至難の技ですが、すごく学ぶことの醍醐味を感じるときであります。しかし、「基本」をそもそも知らなければ見つけるも何もないわけです。
 
福田保先生84歳は現時点での最高の技を指導してくれているので、先生の道場ではそれを受けて、吸収することに集中しなければいけません。
 基本の姿勢作りや型や素振りなどは各々で勉強しておかなければ、貴重な福田先生の指導の時間が勿体無いですからね。
 
桑原塾では正面打ちや、片手取りなど各一教から五教。四方投げ小手返し、十字投げ、などなどいわゆる「岩間スタイル」と呼ばれている型の練習をします。
 定型にこだわるあまり、しゃちほこばって力技に陥ってしまう失敗も多々あるのですが、それでも「基本の型」というものを叩き込んでおくのは重要だと思い頑張ってます。
 
 書道でいう「楷書、行書、草書」の楷書ですね。
基本の楷書を学ばずになんとなく雰囲気のいい和みの草書をやりたかる人がいますが、見る人が見るとごまかしやハリボテ感はわかっちゃいますからね。
相田みつを氏》が流行って、似たような崩れた文字を書く人がたくさん出ましたが、相田氏の美術館でみた「写経」だったかな?記憶は確かではないですが、楷書で書かれた作品は機械が書いたような、繊細で正確な文字でした。
やはり基本の型を学び、基礎がしっかりしているから、かたちを自由に変化させても崩れはしないんですね。それこそが技と呼べるものだと思います。
 
私は運良く福田先生から多くの初歩の初歩の技を教わる機会に恵まれました。
私が他道場から移籍して入門した頃は、稽古参加者がめっきり減っていた谷の時期で、先生と二人きりとか、いても3〜4人という稽古が一年以上続いたのが私にとっては幸運でした。
その頃に先生や先輩に徹底的に変な癖がついた半身、姿勢、基本技のすべてを直してもらいました。
先生は今でも初心者に基本の姿勢についてはできるだけマンツーマンに近いかたちで丁寧に指導なさっています。
 矯正される数は減りましたが、私は今も指摘されるときがあります。(⌒-⌒; )
 嬉しいような情けないような・・・でも、ちょっと嬉しいかな。
ダメだこりゃ。

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何気なく、スッと返す

9月14日
土浦つくば合気会 土浦武道館
 
体の変更

諸手取り呼吸法
正面打ち小手返し

座り技呼吸法
 
初段の齋藤さんとの稽古。
齋藤さんは、合気道の稽古年数は私の半分ですが、 実力はほぼ互角です。
合気道を始める前、武道どころか、スポーツ全般が苦手だった私と違い、長いこと空手の修行経験のある齋藤さんは基礎がしっかりしているんです。
 
今日は「正面打ちの小手返し」で組みました。二人とも丁寧に技を練習していきます。
反復練習とはいえ、判で押したようにはいきません。一手一手違うものです。
相手が“無理な小手返し”をしてきそうだと感じれば技は受けません。
“合わさっているか”、“ぶつかっていないか”、“崩しているか”、などを敏感に感じ取りながらの稽古はとても重要です。
合気道は型稽古だとは言っても、決まり切った型にはまった稽古のみを反復練習して「ああ、今日もいい汗かいたね」では合気道の稽古としては不十分だと思います。
技の仕組みを知ってて、受身も上手い有段者などが陥りがちなので私は気をつけています。私は全くの素人と稽古するもの好きです。稽古を積んだものとは違う、予想外の動きをしたりするので、より「実戦」という感じがあるんです。
 
福田先生曰く
「小島さんは、倒そう倒そうと思ってんでしょ。がっちり握って、力でグッとやるから、相手も怖いし嫌だから力が入って頑張っちゃうですよ。
まあ、拳を握って小手返しをやられまいと頑張ってる相手には余計に効いちゃう良いやり方もあるんだけどな(^_^)」
 
「力を抜いて、小指、薬指、親指の三本指で掴む。三本指が大事なんです。剣と同じですよ。ギュウギュウ握ってちゃダメ。
こっちがリラックスして力をぶつけなければ、相手は安心するから力が抜けるんです。それでも、投げる瞬間に手でやろうとすると力んでガキっと引っかかるから、技は小手先でやらないで腰でやる。腰でスッと返してやる。
上半身の力は抜いて、膝もリラックスして、何気なく、スッと腰で返す(^_^)
手で捻ってるように見えっけど、手でやってるわけじゃないんですよ。」  
 
どの技も同じですが自分の重心をしっかり保つことで、腰から安定した円の力が生まれるのです。そしてそれを相手に伝えるためには接点はリラックスして繋がってなければならないのです。しかし、毎度の事ながら、投げ技を稽古してるのに「投げようとするな」は難しいです。

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長男の誕生日

今日は長男の誕生日でした。合気道の稽古はお休みいただきました。

日々、忙しく当たり前に通り過ぎていく年月の中では忘れがちですが、素直な心で、健康に大きくなってくれて感謝の気持ちです。

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身長もとっくに抜かれちゃいました。私が小さすぎるので当然そうなってもらわなきゃ困るんですがね。片手でヒョイヒョイ持ち上げていたのが昨日のような気持ちなのに。

次男が兄貴のためにと「ハッピーバースデー🎶」の歌に合わせてダンスをプレゼントしてくれました。

これからも兄弟仲良く、たまに喧嘩して、刺激しあって、協力しあって、成長していってほしいです。

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