例大祭の準備と花見
4月17日(日)
4月29日の合氣神社の例大祭に向けての準備の草刈り&清掃に参加しました。
清掃場所があてがわれます。私の所属するかすみがうら合気会と曙合気道クラブ(私の古巣)が一緒で⑥です。
鍬を扱うときも仮払い機を使うときも「腰」を意識して動きます。( ^ω^ )
御大磯山博八段もみんなと一緒に春の嵐の土埃にまみれながら高枝切り鋏でチョキチョキです。
森林のようになってる合氣神社の杉の木も福田先生が通っていた頃はまだ低かったそうです。ツツジもとっても大きくなってます。大祭の頃は綺麗な花を咲かせるでしょう。
いつもなら桜の花舞い散る木の下での昼食会なのですが、雨が降り出したので道場内で食べることに。合気神社と茨城道場を掃き清める仕事を終えたことで心も洗われ、皆いい顔をしています。
4月10日(日)
久しぶりに奥さんと散歩デートです。
土浦市の新川に桜を見に出かけました。
古い橋がいい感じです。
師匠のブルース・リー先生も一緒に行きました。
昇段!!
4月9日 下稲吉中学校武道館 pm7:00〜
段位審査の試験も済み、晴れて参段の免状をいただく運びとなりました。
師である福田先生をはじめ、そのご家族、道場の仲間たち、そして私の家族、周りの人みんなおかげだと心より感謝します。
福田先生のもとで初段、弐段と、積みかねてきました。
福田先生から参段の免状を授かる日が来たとはとてもとても感慨無量です。
「私が参段なんて考えられないです。私が入門した頃は、参段の先輩なんて雲の上の人のようにすごかったという印象があります。はたして今の私が白帯の人たちにとってそんなふうになれてるかどうか・・・・プレッシャーがすごいです(⌒-⌒; )」
と言うと、福田先生は
「これから参段位に見合った合気道をできるように頑張ればいい。参段が重いと思うんなら軽くなるよう努力すればいいんですよ。
小島さんが参段の実力があるから(段位を)出したんじゃないです。もらった段位に恥ずかしくないよう努力して頑張れると思ったから出したんですよ。頑張ってください。」
昨日も、不慣れな技でなかなかうまくいかなかった時に先生が指導をしてくれました。
「基本が大事なんです。わからなくなったら、初めに教えた呼吸法や体の変更を考えればいいんです。」
いつも最初の基本に戻れる素直な気持ちを持っていられることが一番大事だと思いました。
先日、土浦つくば合気会の齋藤さんが
「道場は失敗しても許される場所。外じゃ(実戦)ではそうも言っていられませんけど。( ^ω^ ) 道場には失敗しにくると思って稽古すればいいんです」
なるほどな〜、すごく納得しました。
私は先生の前で、後輩の前で、“失敗したくない”“いい格好をしたい”
と、失敗を恐れるあまり硬くなってしまってうまくいかないでいるのです。
で、結果失敗しているんですよね。(⌒-⌒; )
「失敗してもいいじゃない」
確かに失敗しちゃダメだと言われたらミスばかりの私はとっくに破門で道場に通えてません。
でも改めて齋藤さんに言われたことで「ハッ」として、すごく気が楽になりました。
『オールドルーキー』 竹原ピストル
「何度でも立ち止まって
また何度でも走り始めればいい
必要なのは走り続けることじゃない
走り始め続けることだ」
何度でも始め続ける気持ちってとても大事です。私は参段になったばかり、また参段としては一年生なのでまた一から始めるのです。
気を抜くことはなく、さらなる高みを目指して技術向上のため稽古稽古です!
『オールドルーキー』 竹原ピストル
「積み上げてきたもので 勝負しても勝てねえよ
積み上げてきたものと 勝負しなきゃ勝てねえよ」
がんばれ演劇部
明日入学式のため長男が在籍する土浦第二高等学校の演劇部に新一年生達を勧誘するためのチラシ&ポスターを作っております。
奥さんも色鉛筆で色塗りを手伝っておりました。
私は合気道の稽古に出かけちゃいました。
今年もまた楽しい新入生が演劇部にたくさん入ってくれればいいですな。
「櫻の園」って感じで女の子が中心でどうしても男子の入部者が少なめのようなんで、男子もおおいに歓迎だそうです。ほんとか?
4月3日の日曜日の土浦第二高等学校吹奏楽部「にこすい」の定期演奏会の鑑賞に行ってきました。
普段の稽古の成果を出し切る演奏は素晴らしいです。感情が乗った音圧にいつも感動してしまいます。
出し物も豊富で楽しめます。私は特に演奏会第3部のスターウォーズトリロジー「帝国のマーチ」に興奮!
演劇部に吹奏楽部、今年も二高の文化祭「あゆな祭」が楽しみです。
特別な稽古
2016.3.29(火)
下稲吉中学校 毎週火曜日 土曜日 Pm 7:00~9:00
今日はたまたまお休みの人が多く私と梅さんと杉淵さんの三人でした。
少人数なのでおかげさまで深い深〜い部分の指導をお願いできました。
片手どりや正面打ちの技のはじめの崩しについてじっくり教わることができました。
投げるとか、抑えるの前に合わせや崩しがちゃんとあり、相手を無力化できていなければ十分に技をきかせることはできません。
力をぶつけないように心がけ、接点で相手の力の方向や具合を感知することが必要です。先生曰く感知するには力を抜くことだそうです。これが難しい。
「この方向かな?』と考えて進もうとするともう力が入ってしまいます。
「オジマさんは力があるから力を使おうとまだしてる。今も、やってやろうと考えただろ?もっと抜かなきゃならない。
型稽古も大事ですが、一期一会のように一回一回を考えながら大事に稽古することは大事です。
だって、ついさっきと今では相手の梅さんだって持ち方や力のかけ方を変えてくるんですからね。判で押したように同じ動きで捌けるわけないんです。それこそ受け身の人に協力を求めるような本末転倒な合気道になってしまいます。
「覚えて忘れろ」
植芝翁先生は仰ったそうです。過去の成功体験にとらわれて同じことをしても同じようにうまくいくとは限らないと。相手は変わるし、同じ相手でも成長したり工夫したりしてずっと同じではいてくれません。基本をしっかり持ちながらも柔軟さを学ばないといけないようです。もっともっと感じる稽古をします。
3月13日(日曜日)は福田保先生のお誕生日でした
3月13日(日曜日)は福田保先生のお誕生日でした。
85歳おめでとうございます。
昨年末は病気入院などもあった先生ですが、予想通り退院後の先生の技はますます冴えて次の次元に入った気がします。
入院中に若干だけど少し細くなっていた手首もまた特徴的な真ん丸な手首に戻ってます。植芝翁との岩間時代から今まで、68年の間掴み掴まれしてきた鍛錬の手首です。
その先生の手首は掴んだだけで背骨を抜かれたように力が抜けて崩されてしまいます。
福田先生
「俺もこんな歳まで合気道ができるなんてな、岩間でやってる頃は考えられなかったな。
でも合気道やってきたからたいした病気もせずに今までやってこれたのかもしんねえな。」
とにかく先生の技は歳を追うごとにすごくなっていく。それを見られるなんて幸せなことです。これからもよろしくお願いします。
最大限のことを最小限に表現する力
2016年2月23日 火曜日
pm7:00~ 下稲吉中学校
私を含め3人です。
福田先生から昇段のお話をいただいた3人とも、「3月上旬頃に審査があるのかな?」と考えていたので、「今日審査やってもいいんじゃない」という展開になんの準備もしていなかった私たちは戸惑いました。(⌒-⌒; )
福田先生曰く
「最近はそうじゃなかったけど、前は『今日審査やっぺ』と言って不意にやらせたもんだよ。
本当は審査っつうのは準備してやるよりその方がいいんだよ。
どれだけ勉強して練習したかじゃなくて、ちゃんと身につけているかが大事なんですよ。
なんの準備がなくっても出てきた技が本当に身に付けてるものだよ。
真面目に稽古してる人は技は出てくるから心配しなくってもいいんですよ(^-^)」
突然起こることに対処することが武道であるなら、特別な準備をさせないということも含めて審査だということですね。
・座り技の「横面打ち一教から五教」
・「半身半立ち技」を三種。
・立ち技で「四方投げ」「小手返し」「呼吸投げ」「入身投げ」「腰投げ」
「後技」をそれぞれ3種
・武器技で「短刀取り」「太刀取り」「杖取り」を各3種
・自由技体術三人掛け 自由技武器取り三人掛け
・組太刀1から5
23日は時間の都合で太刀取りまでだったので、今週の火曜日に残りの審査がある予定?です。やっぱり約束のない自由技の審査が一番緊張します。
福田先生曰く
「次から次に飛びかかってくんだから、考えたらできなくなっちゃうよ。
次は入身投げやろう、次は小手返しだなんて考えてたらどんどん相手に押し込まれちゃいますよ。
力を抜いて自然に動けばいいんです。上半身に力が入ると膝も硬くなる。
やってやろうなんて考えちゃダメ。技は自然に出てきますよ。
技が出てこなくても攻撃を捌いているだけでいいんだよ。当たらなければいいでしょ。
そのうち相手の隙を見つけたらそこに入ればいいんだから。
落ち着いていれば見えるんですよ。」
2016年2月27日 土曜日
諸手取り呼吸投げ
8時からの大人の稽古時間は基本中の基本の「諸手取り呼吸投げ」をみっちり稽古しました。
7時からの子供の部が終わり、8時からの大人の部が開始する前のインターバルに田中先輩合気会五段と「体の変更(転換)」を稽古しました。
田中先輩はものすごい握力というか、“掴むという技”がすごいのです。
手首を掴まれただけで全身がガッチリ固められ囚われたようになります。
「よっしゃあ、やってやる( *`ω´)」
と久しぶりに稽古にきてくれた田中先輩に成長した自分を見てもらおうという邪念が入り力がはいっちゃいましたぁ(⌒-⌒; )
自分では気がついていなかった癖など、3分ほどでしたが的確なアドバイスを数点いただきました。先輩にもっとマメに稽古に来ていただきたいです。
諸手取り呼吸投げの指導の間に福田先生が指一本での崩す稽古法を見せてくれました。
この稽古は力技で無理な合気道をしてる人にはできない技で、無理があるとすると指を怪我する恐れがあるのす。
「指一本をガッチリ握られても、手首を持たれても同じようにやるんだよ。手首ならできっけど、指を持たれたら痛くて、怖くてできないんじゃだめですよ( ^ω^ )」
土浦つくば合気会の齋藤さんが「先生は腰からくる小さな円で大きな円をつくり相手をすごく崩しますね」と分析ことがありますが、その通りだと思います。
先生の技は小手先ではないことの証明です。
修練の頂点はシンプルです。
ブルース・リー先生曰く
「最大限のことを最小限に表現する力、つまり単純化するだけのことなのだ。中途半端な修行は飾りだけの世界に導く」
「私は動きやすいものが正しい動きだといつも思っているのです」
福田先生全開!
1月31日に土浦つくば合気会のみんなで福田先生の快気を祝う食事会がありました。
福田先生の息子さんにも参加していただきました。
和やかな雰囲気で笑い声の絶えない良い食事会でした。
稽古生たちが大声で笑えるのも先生が元気になってくれたおかげです。
先生は私たちの太陽ですからね。
一ヶ月のベットでの療養生活だったため、退院後はまだ足の調子は良くないです。
それでも、稽古着に着替え道場に入りると、先日まで病気だったことを忘れるくらいです。技のキレは病気前となんら変わりません。
入身投げを受ける斎藤さんも、技の正確さ鋭さを身にしみて感じ心から楽しそうです。
7時からの本稽古の前に早めに道場に入り指導してもらってきた約10分間の私と斎藤さんへの特別指導「武器技」の稽古も復活です。
この10分がとても貴重なのです。
「座り技」「武器技」など、レギュラー時間の稽古であまりできないことをこの10分を積み重ねることでより多く私たちは学んできました。
福田先生や齋藤守弘先生は参加者が少ない朝稽古で植芝盛平開祖から武器技を学んだと聞きました。
2月2日
かすみがうら合気会はもう以前と変わらずに全員に腕を取らせての指導で大技も武器取りなどもどんどんやります。
私が福田先生に惚れ込み入門するきっかけになった技「後両手取り腰投げ」を受けた時に、福田合気道完全復活だなと感じ嬉しかったなぁ。
「俺ももう84歳の年寄りだしな、膝もよくねえし、病気もしちゃったし、もうヨボヨボでダメかな(笑)」
先生はそう言いますけど、ダメなおじいちゃんがこんな綺麗な腰投げをできるわけないですよ。