道主を囲む会
毎年恒例の「植芝守央道主を囲む会」に参加してきました。
茨城連盟所属の各道場から100名を超える合気道修行者が集まります。
私が所属する「かすみがうら合気会」と「土浦つくば合気会」からも
合わせて19名参加しました。
《土浦つくば合気会と根本博喜先生》
植芝守央道主が合気神社で祝詞を奏上されたあと、合気神社前で参加者全員で記念撮影。そして茨城道場内で「道主を囲む会」が始まります。
合気道修行年数が同じくらいの他道場の方たちや、合気道発祥の地「茨城道場」で植芝盛平開祖や斉藤守弘先生に指導された大先輩たちとお酒を飲みながらお話しできるとても楽しい会です。
《植芝守央道主と福田保先生》
福田先生が日曜稽古などで東京の本部道場へ植芝開祖や齋藤先生と稽古に行ってた頃は守央道主はまだ小学生だったそうです。
根本博喜先生(6段)と福田先生が岩間稽古時代の思い出話をたくさんしてくれました。齋藤守弘先生や植芝吉祥丸二代目道主の思い出話や、手裏剣修行のお話はとても興味深いものでした。
《福田先生と根本先生と私》
《磯山博先生(8段)と福田先生(8段)》
今年の「道主を囲む会」がちょっと早めの12月6日だったのは
来週は笠間市で色々イベントがあるとのことで地元の有力者さんたちが来賓できないとのことで政治的な折り合いでそうなったと磯山博先生(合気会8段)お得意のジョーク交じりのトークで会場を賑わせます。
毎年参加して思うことですが、みんないい顔しています。
心が丸くいい人ばかりで、今日の天気のようなポカポカした和やかな会でした。
「道」
「人が克服しなければならないのは、自分自身の意識である 」 ブルース・リー
日々稽古を積むものにとって12月3日の「極真小町さん」のブログに至極の言葉達があります。
時間がないんだ。世界よ、早くオレを見つけておくれ!オレは、ここに居ます!
「自分の一番の味方は、自分です。
そして、自分の一番の敵も、自分です。」
「自分を許せるか、どうか、なんですよネ。」
「自分がどの程度の人間なのか、自分で確認したいんです。」
「今日も1日、やれる稽古はやり抜きました(胸を張れます)。
明日もまたやります。」
スポーツでも武道でも音楽でも絵でも、何かに真摯に打ち込む人たちの言葉は感動します。共感できます。
私は師の福田 保合気会八段(84歳)に聞いたことがあります。
「先生は自分の道場を持った時にはプロの合気道家として完成したという自信はもうあったんですか?」
「それはないですよ。できた、十分だ、なんて思うことはないですよ。
(合気道が)できたと思った時に成長は止まっちゃうよ。
そこで終わりですよ。
俺は今でも進化している。
去年より今年の方がうまくなってるんじゃないかな。(^ ^)
もっと上手になりたいと思っていろいろ工夫してるんです。」
誰もが歳を重ねると力も弱くなるし、身体を壊したり、若い時のようなダイナミックな動きができなくなる。
だからこそ自分自身を知るためには毎日稽古を続けるしかないのです。
熟練へ道があるだけで、熟練への到達はありません。
打ち込むことで人は前進し、道はただ続いていきます。
その道は地図にはありません。名前もありません。
進むのをやめればそこで終わります。
歩みを止めなければ発見の道のりは続いてゆきます。
Where the streets have no name U2
I want to run
I want to hide
I want to tear down the walls
That hold me inside
I want to reach out
And touch the flame
Where the streets have no name
走りたい
隠れたい
ぼくを閉じこめる壁をぶち壊したい
手を伸ばして
炎に触れたい
どの通りにもまだ名前がついてないところで
広報誌 つわの風
福田先生がお住まいの地区の広報誌に記事が掲載されました。
「俺なんか取材して載せたってなあ」
といつも控えめな先生は謙遜しておっしゃいますが、私ども弟子はどんどん福田先生には有名になってほしい。もっと合気道界に出ていってほしい、価値ある存在だと思います。
植芝盛平開祖が病気になり、東京での療養生活に入るときまで茨城の岩間の道場で体術と武器技を習い、合気神社に手を合わせ、開祖や仲間と皆で茨城道場敷地内の畑で農作物を育てた。大先生の側に仕えた多くの弟子たちの中で、今も毎日のように道場に立って一人一人手を取らせ稽古をつけているのは福田先生だけです。
私は福田先生を独り占めしたいような気持ちもありますが、より多くの人に知ってもらいたいという気持ちのほうが強いです。
私は福田先生に会ってから、本当の合気道を知りました。それまで習っていたのもは見た目こそは似ていましたが違うものと知りました。
「俺みたいな爺さんのどこがいいんだろうかなぁ」
いやいやいや、私には師と呼べる方は先生しかいないです。
「合気道は心身を鍛錬し、至誠の人を作るを目的とし、技はことごとく秘伝なるを以て、徒らに他人に公開しあるいは市井無頼の悪用を避くべし」
スポットライトの当たる明るいところに出たがらない福田先生は植芝合気道開祖の心得を守ってるのでしょうけど。う〜ん、もったいないです。
考えるな、感じろ!
福田先生が二人に左右の手を思いっきり諸手取りでつかませてから呼吸投げで投げ飛ばしたり、二教で極めたりします。
福田先生の二人取りの呼吸投げ等の技などは受けたり見たりするたびに新鮮な気持ちで愕然とします。
合気道を稽古すればするほど、どれほど難しい技かもわかってくるからです。
“かすみがうら合気会”所属の私は弐段をいただいた時から、弐段として恥ずかしくない技術を磨くために稽古量を倍にしようと福田先生のもう一つの道場である“土浦つくば合気会”にも入門して稽古を積んできたのですが、稽古量に対して自信はあまりつきません。
ハロウィン
日本のハロウィンの祭りも定番のイベントになってきましたね。
渋谷は大変なことになってるのはニュースで見ました。はしゃぎすぎちゃってる人はちょっと怖いです。
今年は奥様が初めてハロウィンの仮装しました。
かすみがうら市少林寺拳法大会
少林寺拳法大会からご招待をいただいたので、合気道の演武をやってきました。
少林寺など、合気道以外の武道、武術を見学するのはとても刺激になりますし、合気道の稽古のための勉強にもなります。
少年少女の気合の入った技はとても迫力がありました。
少林寺さんには馴染みが薄いと思い、私は座り技と短刀取りの演武をやりました。体育館の床は滑りやすく、軸足がずれてしまい座り技は難しかった。失敗です。
短刀取りは前日の夜に何手か福田先生に教わっておきました。
あまり段取りの約束はしてなかったので予定通りというわけにはいきませんでしたが、まずまず・・かな?とりあえす切られないようには捌けました。
桑原6段の演武は体術と組太刀、組杖、杖投げ。いつもぶっつけ本番なので、何の技が来るかわからないのですが、ブレがなく技に安定感があるので受身はとりやすいです。
今年で5度目くらいの参加ですが、こういう交流はとても楽しいことです。
第34回合気道演武大会
10月18日の日曜日、茨城県合気道連盟主催による第34回合気道演武大会に参加しました。
私は体術の受けのみなので気持ちは軽くリラックスできてました。